オランダ その④
2018年 03月 01日心配していた雪は止み、道路も綺麗になり全ての準備が整ってきました。
夢のよう……と心が踊った数日間
その後一旦は諦めていた翔のバジル
ついにその時が刻々と迫ってきています。その時の心情は、とにかく幸せ…そして感謝。空に向かってありがとうございます…と呟き、劇場へ……
朝の雰囲気とは一変、ライトアップされ美しく益々期待が高まります。

開演1時間前からロビーには人々が集まり始めその雰囲気はバレエを観ることに慣れている感じ。ショップにはカンパニー関連のグッズが揃い軽やかな気持ちになる場所でした。

[Basilio Sho Yamada]
何度も何度も見直してしまい、本当にバジル、踊るのね……と有難い思いで一杯に。

そして客席は華やかな赤。否が応でもどんどん高まってきます。

開演のベルが鳴り、マエストロの登場、そしてオーバーチャーが流れ始めると何故か突然涙が止まらなくなり自分でもビックリしました。幕が上がりドンキホーテとサンチョパンサの駆け引きが始まると一気に引き込まれキトリに続きバジルの登場では嬉しそうな笑顔の翔に感傷的な思いよりも楽しみの気持ちの方が大きくなり最終幕のラストシーンまで駆け抜ける様に踊りきった翔、素晴らしかったです。
カーテンコールでは再び涙が止まらず、お隣のお席の方達の『おめでとう♪』にまたまた感激。いち早くお席を立ち拍手とブラボーの声をかけて下さったのは隣にお座りの老紳士。そこからは客席全体がスタンディングオベーション。舞台のセンターに立つ翔は本当に本当に幸せそうで、そして輝いていました。
カンパニーの方達も素敵な笑顔、そして観客も笑顔。素敵な素敵な空間でした。
思いきって来て良かった……
この舞台を観られて良かった……
ありがとうございました……
つづく。。。